2017.08.03 キャリア教育 探究学習をきっかけに、主体的・対話的で深い学びを育む【第4回】

探究型学習を通じて、子どもたちの主体的・対話的で深い学びを育む取り組みを進める東京都の富士見中学高等学校。教育活動の一環として取り組む「キャリア甲子園」を通じて、企業との交流の中で生徒の探究心を育むキャリア教育を実践されています。今回の記事では、全4回に渡って、キャリア甲子園に取り組まれた先生方の想いと、生徒さんたちの成長をご紹介します。第4回は、前回に引き続き、昨年度のキャリア甲子園に参加した生徒から、活動を通した自身の学びや気づき語っていただきます。

【第1回記事】 先生インタビュー 富士見中学高等学校 大関 朝美先生
【第2回記事】 生徒インタビュー チーム  「ふるふる」 米村 渚 さん
【第3回記事】 生徒インタビュー チーム  「カーボミオシー」 山口 あさ美さん

少しでも可能性があれば挑戦する


チーム  「らーのこ」  菊池 杏里さん

—「キャリア甲子園」に参加したきっかけは?
菊池 はじめはあまりやる気はなかったのですが、「キャリア甲子園」をきっかけにメンバーと仲良くなれたらなという思いで参加しました。しかし、一次審査を通過したときに、自分たちの努力が報われたと思い、そこからのめり込んでいきました。

—取り組みのなかで大変だったことや、そこから学んだことは?
菊池 勉強、部活、「キャリア甲子園」の3つを同時に一生懸命取り組んできましたが、自分たちには2つしか同時にできないということに気づき、テスト前は勉強とキャリア甲子園、試合前は勉強と部活など、その時々の状況に応じて組み合わせのパターンを作り取り組みました。私は自分一人で抱え込んでしまいがちだったのですが、メンバーと話し合っていると、こういう解決法があるんだとか自分では思いつかないようなアイデアも出てきたりして、チームで一つのことに取り組むことや、他人の意見に耳を傾けることの大切さを身をもって学んだ気がします。

—「キャリア甲子園」を経験してどんな変化があった?
菊池 「キャリア甲子園」では一つのことをものすごく考えないといけなかったため、自然と考える力がついたと思います。今まで関心がなく、なんとなく聞いていたもの、見ていたものに対しても目を向けられるようになり、それについても考えられるようになりました。そしてプレゼンの経験を通して、自分たちの考えや、やりたいことは、ちゃんと準備して相手に伝わるように説明しないといけないことも学びました。どんなに面白い企画でも高校生と企業の人では受け取り方が違う。それぞれに合った説明を組み立てていかないと伝わらないと実感しています。

—「キャリア甲子園」の経験を将来にどのように生かしていきたい?
菊池 私にはずっと持ち続けている夢がありますが、その夢の仕事も見方を変えれば様々な関わり方ができるんだというのを、「キャリア甲子園」で学びました。夢に向かう道や視野が広がったと思います。「キャリア甲子園」は苦しいこともありましたが、少しでも可能性があれば挑戦する、そういう気持ちが将来にも生かせていければなと思います。

◎キャリア甲子園とは

マイナビが2014年より主催する高校生を対象にしたビジネスコンテスト。参加企業等から出題された課題に対し、高校生がチームで事業プランを企画し、プレゼンします。一次審査は書類選考、二次審査はプレゼン動画審査をしてテーマごとに5チームを選出。準決勝で企業等に直接プレゼンし、決勝大会で優勝を争う5チームが選ばれます。



いかがでしたか? 次回も引き続き、キャリア甲子園に参加された生徒の声をご紹介させていただきます。
【第1回記事を読む】 先生インタビュー 富士見中学高等学校 大関 朝美先生
【第2回記事を読む】 生徒インタビュー チーム  「ふるふる」 米村 渚 さん
【第3回記事を読む】 生徒インタビュー チーム  「カーボミオシー」 山口 あさ美さん

「カンコーは、子どもたちの夢と学びを応援しています」

※本稿は、(一社)カンコー教育ソリューション研究協議会からの業務委託により、菅公学生服株式会社がお届けする学校現場のお悩み解決を目的とした教育関係者様向け情報誌 『カンコータイムズ』 を基に加筆した記事です。