産学連携実学体験プロジェクト
子どもたちの社会的・職業的自立に向け、必要となる能力や態度を企業の視点からお伝えしています。
子どもたちのキャリア発達を企業の視点からお手伝い
カンコー学生服では、子どもたちのキャリア教育支援を目的に学校現場とコラボレーションした産学連携のプロジェクトを実施しています。子どもたちにはプロジェクトの活動を通して、職業観や勤労観、課題解決力などの涵養とともに実際の企業活動や自らの職業適性の理解を深めてほしいと願っています。
取組事例のご紹介
岡山南高等学校 服飾デザイン科
産学連携実学体験プロジェクト ー MPS ー
(MINAMI PRACTICAL SCIENCE PROJECT)
岡山県の主要産業である繊維・服飾業について、専門的に学んでいる岡山県立岡山南高等学校 服飾デザイン科の生徒たちが、企業が行っている活動を体験することで、自身のキャリアアップや産業の活性化につなげようとするプロジェクトです。
2014年度の取組
「次世代体操服企画」
現在の社会問題を解決する未来の体操服を考えることで、企画力・デザイン力・伝達力を学び、実際の商品化までのプロセスを経験する企画を実施しました。企業の商品企画業務を学ぶことで、服飾やデザインが “社会とどうかかわるか” や “デザインの職業的な広がり” を学んでいただきました。
2015年度の取組
「磐梨体操服イノベーションプラン」
岡山県赤磐市にある赤磐市立磐梨中学校の体操服のデザインから商品化までをMPSで実施しました。生徒にはただデザインするだけでなく、生徒や保護者のニーズを汲み取り、コストや耐久性も考慮するなど、商品を企画し、世に出す難しさとやりがいを体感していただきました。
2016年度の取組
「岡輝中学校女子制服リファインプラン」
岡山南高校から最も近くにある岡山市立岡輝中学校の女子制服が平成29年春からマイナーチェンジすることになり、その具体的なプランから商品化までをMPSで実施することが決定しました。生徒たちはマイナーチェンジの範囲やコスト面に苦労しながらも、中学生や保護者のニーズを汲み取り、動きやすさや耐久性にも考慮して検討しました。
2017年度の取組
「岡山南高校 女子夏制服エヴォリューションプラン」
平成4年から着用されている岡山南高校の夏服を25年ぶりにマイナーチェンジすることになり、その具体的なプランから商品化までをMPSで実施しました。
南高の伝統はもちろん、8,000人以上のOGが着用したというプレッシャーを感じながらも、在校生や保護者のニーズを汲み取り、次世代の南高を表す女子夏服を検討しました。(2018年度 入学生より着用開始)
2018年度の取組
「SHIN 制服プロジェクト」
地方の衰退・資源の枯渇・在日外国人の増加・多様性が求められる社会。
日本が抱えている4つの社会問題をテーマに、8つの班が問題の現状を調査・分析。課題解決につながる制服を「SHIN」という言葉をコンセプトにデザインしました。
ー 生徒たちが企画した8つの「SHIN」制服 ー
「親」「進」「清」「参」「信」「賑」「信」「神」
2019年度の取組
「制服の廃材で作る防災グッズ①」
2018年夏に起きた西日本豪雨を経て、岡山でも災害対策への意識が高まり、“備え” “避難時” “避難生活”の3つの視点で、防災グッズを企画しました。 「エコ」と言う観点も踏まえ、材料は主にカンコーの工場から出る廃材を使用。 SDGsの目標の「12,つくる責任つかう責任」「13,気候変動に具体的な対策を」を意識した活動を行いました。
2020年度の取組
「制服の廃材で作る防災グッズ②」
2019年の取り組みを更に深めるため、「活用方法のアイデア出し」と「防災グッズとしての実用性」の検証を行いました。西日本豪雨を経験された方のお話を聞いたり、防災士の方からグッズの実用性に関するアドバイスもいただきました。 2021年2月には岡山で初めて開催された「Belive 2021岡山からSDGs 持続可能な未来を創る」に参加し活動内容をプレゼン、「優秀賞」を受賞しました。
詳しくはコチラ
産学連携実学体験プロジェクトは、こちらでも紹介しています
カンコーエールサイト