世界・日本経済は、新型コロナウィルス感染の落ち着きから、緩やかな回復の兆しはあるものの、引き続きインフレや円安、エネルギーコストの急激な変動といった世界情勢の混乱から、不透明感が強い状況が続くものと予測されます。　　　

　2022年度、我社では「カンコーらしさを確固たるものにする」を基本方針とし、新しい企業価値の提供に取り組んでまいりました。入学商戦はスクール・スポーツ共にモデルチェンジ校の獲得が順調に進みました。地域に密着したエリアごとの営業強化に加え、人工知能（AI）を活用した「スマート採寸」の推進、非認知能力の育成やキャリア教育などを推し進めることで、学校との密接な関係づくりにもつながりました。業績はものづくりにかかるコストアップが厳しく、昨年対比で増収減益の結果になりました。

　2023年度は、今後を見据えたさまざまな業務改革を強く推進していきます。ひとつには、営業（販売）から生産、物流に至るまでの情報の一元化を進めていきます。加えて生産力の再構築により、お客様に安定してモノをお届けできる体制を整えます。当社は創業170周年を迎え「すべては、子どもたちの未来のために。」というコンセプトのもと、スクールソリューション企業としてカンコーの独自性を発揮していきます。

記

  1．2022年度決算概要（2022年8月1日～2023年7月31日）
 　(1)経営成績（単位：百万円）　

　(2)部門別売上高（単位：百万円）

2．2023年度目標（2023年8月1日～2024年7月31日）（単位：百万円）

3．その他
連結対象会社　親会社（KANKO）と子会社78社