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2022.12.27 プレスリリース 中高生の保護者3,600人に聞いた「学校制服の必要性」 約9割が「必要」と回答、制服に必要なことは“洗濯のしやすさ”が最多 ~調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.203「保護者が考える“学校制服の必要性”」~


 菅公学生服株式会社 (本社:岡山市北区駅元町、代表取締役社長:尾崎 茂 以下:カンコー学生服)は毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム 」Vol.203にて、「保護者が考える“学校制服の必要性”」に関する調査データを公開しました。
 学校制服は、「お手入れや洗濯が難しい」「個性が出せない」「価格が高い」という声が聞かれます。一方で、「私服だと沢山の服を買うことになり、結局高くつく」「毎日着る服に悩む」「ファッションセンスや格差によるいじめの発生」を懸念する保護者も多いようです。では、保護者は制服と私服のどちらが良いと思っているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校生の親(男女)3,600人を対象に、学校制服の必要性、学校制服の良い点、学校制服に必要だと思うことについて調査しました。

◆調査結果サマリー

約9割の保護者が学校制服は必要だと回答
・学校制服の良い点(TOP3)…「毎日の服装に悩まなくていい」(70.2%)「学生らしく見える」(51.7%)経済的である(私服を沢山買わなくていい)」(35.7%)
・学校制服に必要だと思うことは、「洗濯・お手入れのしやすさ」(69.0%)「家庭で洗濯できる」(61.9%)と“洗濯”に関することがトップ


◆まとめ・見解

 ここ数年で学校制服は大きく変化しています。トランスジェンダーの子どもたちへの配慮から「ジェンダーレス制服」を採用する学校が増え、さらには、持続可能な社会に貢献する「サスティナブル制服」や、ダイバーシティ&インクルージョンの考えのもと、快適で自分らしさを尊重できる学校制服への関心が高まっています。
 今回、全国の中学・高校生の子どもを持つ親3,600人に学校制服の良い点を調べた結果、「毎日の服装に悩まなくていい」(70.2%)、「学生らしく見える」(51.7%)、「経済的である(私服を沢山買わなくていい)」(35.7%)、「服装による個人差がでなくていい(平等である)」(33.4%)といった利便性・経済性・平等性があげられました。
 保護者が思う学校制服の必要性は、全体平均では「あったほうがよい」と「どちらかと言えば、あったほうがよい」をあわせると、保護者の87.2%が学校制服は必要だと回答しています。地域別では、東北、中国・四国、九州・沖縄では、学校制服は必要という回答が9割を超えています。
 その学校制服に必要だと思うことは、「洗濯・お手入れのしやすさ」と「家庭で洗濯できる」という“洗濯”に関することが6割を超え、続いて、「丈夫さ・耐久性」、「動きやすさ」、「シワにならない」、「着心地・肌触りの良さ」、「形態安定(シャツ・ブラウスなどアイロン不要)」、「汚れにくい・汚れが目立たない」、「着用時の軽さ」など、“制服を着る本人の快適性”と“日頃のケア”や“長く着られる品質の良さ”があげられました。また、性の多様性への配慮や、サスティナブル視点の回答も少数ですがみられました。
 このように学校制服は多面的な機能や価値を持った服装と言えます。お手入れが簡単で、丈夫で長持ちすることはもちろん、3年間の通学や授業での着用時に快適であり、様々な生活環境や価値観を持つ多様な子どもたちを包み込む「ダイバーシティ制服」として時代とともに進化しています。
 

◆調査結果

1.学校制服の必要性
●87.2%が学校制服は必要と回答
 学校制服の必要性は、全体では「あったほうがよい」(47.3%)と「どちらかと言えば、あったほうがよい」(39.9%)をあわせると、87.2%が学校制服は必要だと回答しています。

●地域別で差がみられ、東北、中国・四国、九州・沖縄では必要との回答が9割超え
 地域別にみると、東北は「あったほうがよい」(51.7%)と「どちらかと言えば、あったほうがよい」(38.4%)をあわせて90.1%中国・四国は「あったほうがよい」(51.2%)と「どちらかと言えば、あったほうがよい」(38.8%)をあわせて90.0%九州・沖縄では「あったほうがよい」(55.7%)と「どちらかと言えば、あったほうがよい」(34.4%)をあわせて90.1%で、学校制服は必要という回答は9割を超えるという結果になりました。

Q.学校制服はあったほうがよいと思われますか。(単数回答)

2.学校制服の良い点
●良い点は「服装に悩まなくていい」「学生らしさ」が上位に
 中学・高校生の子どもを持つ親が思う学校制服の良い点は、「毎日の服装に悩まなくていい」(70.2%)が最も多く、続いて、「学生らしく見える」(51.7%)が半数を超えました。次に、「経済的である(私服を沢山買わなくていい)」(35.7%)、「服装による個人差がでなくていい(平等である)」(33.4%)といった経済性や平等性があげられ、「公私のけじめがつく」(24.2%)、「冠婚葬祭に着られる」(23.9%)、「どこの学校か一目で分かる」(22.1%)、「きちんとした気分になる」(19.5%)などが良い点とされました。

Q.学校制服の良い点はどのようなことだと思いますか。(複数回答)


3. 学校制服に必要だと思うこと
●必要だと思う内容は“洗濯”に関することがトップ
 制服を着用している中学・高校生の子どもを持つ親が、学校制服に必要だと思う内容は、「洗濯・お手入れのしやすさ」(69.0%)、「家庭で洗濯できる」(61.9%)という“洗濯”に関することがトップでした。次に、「丈夫さ・耐久性」(49.5%)、「動きやすさ」(46.8%)、「シワにならない」(41.2%)、「着心地・肌触りの良さ」(38.3%)、「形態安定(シャツ・ブラウスなどアイロン不要)」(37.3%)、「汚れにくい・汚れが目立たない」(32.8%)、「着用時の軽さ」(31.0%)など多岐に渡りました。

●多様性への配慮やサスティナブル視点での回答も
 性の多様性への配慮としては、「性別に関わらず着たい制服が選べる」(8.7%)、「男女が同じスタイル(ジェンダーレス制服)である」(3.3%)という回答は少数ですが、学校制服に必要だと思うこととしてあげられています。また、「地球環境に配慮している」(5.8%)、「SDGsに貢献している」(4.1%)というサスティナブル視点も少数みられました。

Q. 学校制服に必要なことは、どのようなことだと思いますか。(複数回答)

保護者が考える学校制服に必要なこと.png

◆調査概要

・調査主体:菅公学生服株式会社
・調査対象:全国の中学・高校生の子どもを持つ親(男女)3,600人
・調査方法:インターネットリサーチ
・実施時期:2022年7月
・調査委託先:楽天インサイト株式会社
※結果公開URL: https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom/vol203

【菅公学生服株式会社】
1854年(安政元年)創業。学校制服・体操服に代表される「ものづくり」と子どもたちが未来を生きるために必要な力を育む「ひとづくり」を通じて、子どもたちと学校を取り巻くさまざまな社会課題を解決するスクールソリューションカンパニー。

【カンコーホームルーム】
菅公学生服株式会社が、生徒を取り巻く環境や生徒の意識・ライフスタイルについて多角的に調査・分析し、毎月最終火曜日に、結果を発信している調査レポート。
テーマは、「中高生が着たい制服・体操服」、「部活動で身につく力」、「学校教育とSDGs」など多岐にわたる。調査結果は、当社の事業エビデンスとしてだけでなく、広く一般に公開することで論文や教材、新聞・テレビ番組で引用転載されるなど、多方面でも活用されている。
発行日:毎月1回最終火曜日更新
公開方法:WEB https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom
調査テーマの募集、ご意見・ご要望受付:https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/demand
引用・転載のお申込み: https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/quotation