新型コロナウィルス感染の拡大は、引き続き世界・日本経済に大きなダメージをもたらしています。また、様々なことが速いスピードで変化する中、先を見通すことが一層困難になってきています。
　2020年度は「カンコーらしさを確固たるものにする」を基本方針とし、新しい企業価値の提供に取り組んでまいりました。今年の入学商戦はスクール・スポーツ共に新規採用校の獲得が順調に進みました。地域に密着したエリアごとの営業強化に加え、人工知能（AI）を活用した「スマート採寸」や、学校・先生の問題や課題を解決するソリューションの提供などにより、学校との密接な関係づくりにつながりました。加えて、教育ソリューション事業の認知も高まり、生徒の非認知能力の育成やキャリア教育に関する引き合いも増加しています。2020年度も売上高過去最高を更新し、昨年対比で増収増益という結果になりました。
　2021年度は、未来を見据えた様々な業務改革を強く推進していきます。ひとつには、営業（販売）から生産、物流までを一気通貫で一元的につなぐ生産性の高い業務センターの構築を進めていきます。また営業面では、多様性に配慮したものづくりや、安心と利便性を向上する「スマート採寸」の活用をさらに推し進めながら、業界のパイオニアとしてさらなる進化を目指していきます。これからも「未来に、エールを。」というスローガンのもと、スクールソリューション企業としてカンコーの独自性を発揮していきます。

  1．2020年度決算概要（2020年8月1日～2021年7月31日）
 　(1)経営成績（単位：百万円）

　(2)部門別売上高（単位：百万円）　

  2．2021年度目標（2021年8月1日～2022年7月31日）(単位：百万円）

  3．その他
連結対象会社　親会社（KANKO）と子会社78社

以上