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プレスリリース

2011.11.11 プレスリリース 平成23年度秋の褒章において当社社員が黄綬褒章を受章


尾崎商事株式会社(住所:岡山市北区)の社員で米子工場(住所:鳥取県米子市車尾南1丁目2番1号)に勤務する吉良美子が永年にわたる業務精励と優れた功績を称えられ平成23年度秋の褒章において、黄綬褒章を受章いたしました

黄綬褒章とは、第一線で業務に精励している者で、他の模範となるような技術や事例を有するものを対象として贈られるものです。伝達式と、天皇陛下代理の皇太子殿下への拝謁が11月11日(金)に行われ、12月1日には本社で表彰式を執り行いました。

吉良は昭和41年の入社以来、40年を超えて学校制服用のカッターシャツやブラウスなどの製造に携わり、個々の学生の体形や学校ごとに違う型、求められる高耐久性への対応など製造全工程を熟知した縫製の達人です。

また、吉良は作業者の能力を引き出す指導でたくさんの優秀な後継者を輩出しています。
長年積んだ経験と、国家資格である「一級布はく縫製技能士」としての技術を生かし、これまで「一級布はく縫製技能士」を延べ43人、「二級技能士」を同160人誕生させてきました。
加えて、中国から受け入れた研修生も多く指導し、「基礎二級布はく縫製技能士」に延べ38人合格させました。一級、二級、基礎二級合わせると、延べ241人の技能士を育成したことになります。

技術指導は国内のみならず、中国・ミャンマー・ベトナム・インドネシアなどで各国での指導も幾度となく行っており、布はく製品製造の国際的なレベルアップも図っています。

このように、一人あたりの生産性向上と技術のレベルアップを図り収支改善にも貢献されてきました。

吉良美子 経歴
昭和41年 3月 尾崎商事㈱本社工場(現在の倉敷工場)にミシン縫製工として入社
昭和42年 8月 尾崎商事㈱米子工場に縫製組 組長として赴任
昭和50年10月 縫製技能士二級(布はく縫製)取得
昭和52年 8月 同工場生産課 係長
昭和63年10月 同工場生産課 課長
平成11年11月 鳥取県職業能力開発協会会長より表彰(技能検定推進貢献について)
平成12年10月 同工場布帛生産技術課 課長
平成13年 8月 同工場生産課 課長
平成14年11月 鳥取県知事より「鳥取マイスター」(鳥取県高度熟練技能者)の受賞
平成16年10月 社内規定「ozakiマイスター」(特に優れた技術者)第一号として認定
平成20年11月 厚生労働省より「現代の名工」(卓越した技能士)を受賞
平成21年 8月 定年退職(再雇用)同工場生産課でozakiマイスターとして後輩指導中

私ども尾崎商事では、「学生服」という納期が集中し、遅れが許されない、高耐久性の商品を製造しております。
その期待に応える高い品質は、吉良のような優れた技術者によって支えられています。
後進の若い社員が、吉良がこの度受けた素晴らしい賞を励みに研鑽を積むことを期待しています。

今後も、当社はお客様に高品質な製品をお届けするため、社員一丸となって努力を続けてまいります。

※布はく・布帛・ふはく=綿などの布とその織物のことをいいます。
布はく製品はカッターシャツ・ブラウスのことを指します。

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