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私がカンコーで成し遂げたいこと|新入社員コラム

  1. はじめに
  2. 一生、興味のあることに関わっていく
  3. 誰かの記憶に残る服をつくる
  4. 最後に

はじめに

突然ですが、皆さんは卒業文集に書いた将来の夢を覚えていますか? 野球選手になりたい!教師になりたい!ケーキ屋さんになりたい!など、一度は思ったことがあるのではないでしょうか?是非、今思い出してみてください。 しかし、子どもから大人に近づいて行けばいくほど、私たちの周りにいた学校の先生や親、友達、そして最近ではSNSを通して名前も顔も知らない人に自己肯定感を下げられるような言葉、現実を見ろ!お前がなれるわけがない!安定な職業を選びなさい!などを言われ、感じ取ったことがあるのではないでしょうか?思い当たる節が無い方も今のような話しを聞いたことがあると思います。 皆さん今は、本当に心の底からやりたいと思うことはありますか?社会人になった今、自分のやりたいことや夢を大切にしながら働いていくことが、これからの働きがいにも繋がると信じています。 

一生、興味のあることに関わっていく

私は、服を買うこと、着ること、つくることが大好きです。私が小学生の頃の卒業文集には、「デザイナーになりたい」と書いてありました。子どもの頃からふわっとですが将来、アパレル業界で働きたいという思いがありました。その頃、ふわっとしていた思いが確信に変わった出来事があります。それは、中学2年生の時にロリータファッションに出会ったことです。当時は、周りにロリータファッションを身にまとう人もいなければ、友人や家族に否定されるのではないかと自分が本当に好きなもの、着たい服についても言えませんでした。しかしどうしても欲しかった私は、東京の原宿に向かいました。そこには、ロリータやパンクなど好きな服に身を包んだ人達がたくさんいて、地元では決して味わうことの出来なかった新しい世界に出会いました。そこで念願だった服を買った嬉しさは、今でも鮮明に覚えており、私の人生において大切な一着です。 そして、高校、大学と服について学ぶことが出来る学校に進学し、アルバイトもアパレル店員として働きました。私は、学校の必修授業であった数学や英語など苦手でしたが、服に関する授業やミシンを扱う授業、ものをつくる授業は楽しく、制作に追われ辛い日もありましたが、完成品を見るとやって良かったと思え、幸せと達成感に満ち溢れていました。そして次回も頑張ろうと思い、服に関わることが自分にとって生きがいになり、そしてこの先働きがいに繋がるのではないかと思っています。 

誰かの記憶に残る服をつくる

前述した通り私の人生は、服に関わる思い出が多いです。だからこそ学生時代に着る制服を通し、これから未来を担う子どもたちに、夢や希望、そして思い出となる一着を届けたいです。また性別や環境など関係無く、着たいと思う制服を自ら着たいと言える環境を作りたいです。私自身、自分がやりたいというポジティブな感情を表せるようになったのは、学生時代に見たもの、出会った人の言葉に大きく関係していると思います。この先、学生時代に学んだ服についての学びを学生服、ものづくりに生かし、そして人づくりに力をいれるこの会社で子どもたちを肯定し寄り添える人となり、子どもたちが望む最適な制服をつくっていきたいです。 

最後に

私がやりたいことを諦めずに夢を追いかけ続けていられるのは、高校3年生の進路相談で出会った家庭科の先生との出会いです。進路を考えた時、地元の大学に進学するか、それとも地元を離れ服飾の大学に行くかとても悩みました。その悩んでいる時期に出会った先生に、「やりたいことがあるならやるべき、悩む必要なんでどこにある?」といった声をかけて下さいました。その時の私は、大人は皆、現実を見なさいなど私にとってネガティブなことを言う存在だと思っていました。しかし、自分のやりたいこと選んで良いんだ、応援してくれる大人もいると知りました。やりたいことが必ず全て出来ることは限りませんが、興味のあることにチャレンジしてみてください。そこから、新しくやってみたいこと見つかるかもしれません。納得した人生になることを応援しています!

<作成者>
竹内 彩華(たけうち あやか)
文化学園大学 服装学部 ファッションクリエイション学科 出身
趣味 服を買うこと、着ること、つくること
※当該記事は2021年6月に作成しております。