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【カンコ―の教育事業】マナボネクトが描く未来

みなさんこんにちは! カンコー学生服の採用サイトをご覧いただき、ありがとうございます。 今回紹介するのは、カンコー学生服のグループ会社であるカンコーマナボネクト株式会社(以下マナボネクト)。 「ものづくり」だけではない、カンコー学生服の教育ソリューション事業についてみなさんにお伝えします!

  1. はじめに
  2. マナボネクトの歩み
  3. カンコー学生服との繋がり
  4. マナボネクトの想い
  5. 応援メッセージ!
  6. まとめ

はじめに

カンコー学生服は皆さんご存じの通り、学生服メーカー。
しかし、私たちカンコー学生服は、制服だけでなく様々な観点から子どもたちの学校生活をサポートするために 「すべては、子どもたちの未来のために。」という軸は変わらないまま、様々な取り組みをしています。 その1つが今回ご紹介するマナボネクトです。

マナボネクトは、2019年にカンコー学生服から独立した、カンコー学生服のグループ会社です。 「ものづくり」に加えて「ひとづくり」にも取り組んでいるカンコー学生服が、「ひとづくり」事業の専門会社として設立しました。 主に企業や学校と連携しながら、キャリア教育や地域活性化事業などを通して、社会課題や学校課題を解決することを目指しています。

この記事では、現在マナボネクトに所属されているお二人にインタビューを実施した内容をまとめました。 カンコー学生服に興味がある学生のみなさま、教育ソリューションに興味のある学生のみなさま、そうでないみなさまも必見の内容です!
写真左:カンコーマナボネクト株式会社 課長 川田達彦 写真右:カンコーマナボネクト株式会社 常務取締役 伊藤孝恭

マナボネクトの歩み

★マナボネクトが出来たきっかけについて教えてください

川田さん
弊社の教育事業は、当初より独自の教育コンテンツや制作能力を有していたわけではなく、 まさしくゼロからのスタートでした。
事業のきっかけは、制服提供以外の側面からも学校を支援したいという想い。 この想いのもと、外部団体と連携し、子どもたちの夢を実現するためのプログラムを主導している社員がおり、 それが、教育事業の発端となりました。
当初、弊社には独自の教育コンテンツはありませんでした。 そのため、「学校が抱える課題を一緒に解決するシステムを構築しましょう」という方針のもと、様々なメーカー様と連携し、 多岐にわたる学校ソリューションを提供していました。 それが数年続き、来年度から事業本部として独立させるという決定に至り、発足した「教育ソリューション事業本部」こそが、現在のマナボネクトの始まりです。

★出来た当時と今のマナボネクトで変わったところ・変わっていないところはどんなところですか?

川田さん
設立当初から現在に至るまで、キャリア教育に対する強い想いは変わっていません。 その時々の教育環境の変化に応じて、非認知能力の育成、探究学習、といった様々なキーワードを要素として取り上げていますが、 「子どもたちのキャリア発達に寄り添い、支援する」という根幹の姿勢は、一貫しています。
また、地域社会への貢献も変わらぬ重要な柱の一つ。 特に、地元から流出していく若者が増加する現代社会において、「地域の魅力を伝える」という取り組みは、 マナボネクトの中で、初期から現在まで変わらずに残っている重要なテーマです。

伊藤さん
一方で、変化した点はビジネスモデルです。 これまで、学校側から費用をいただき、弊社が教育コンテンツを提供するというビジネスモデルを続けてきました。
しかし、このビジネスモデルが、企業様にコンテンツ制作費用をご負担いただき、 弊社がそのコンテンツを実施する学校様を企業様に紹介するという形に変化してきているのです。 これにより、従来の「学校様からの収益」から「企業様からの収益」を主軸とする収益構造へと移行しており、 今後はこの形が増えてくると予想されます。


★今のマナボネクトは、学校と企業のハブの役割をしているということですか?

伊藤さん
弊社が目指すのは、まさにその役割。
国は、地域の企業が学校で教育を行うことや、地域で子どもたちを育成することを求めていますが、 学校の先生方は企業様との関係性も少なく、 授業の依頼を受けた企業側も、「学校教育で具体的に何を教えるべきか?」という点でギャップが生じている状態です。
そこで、マナボネクトが両者の間に入り、ハブとして機能していきたいと考えています。 具体的には、学校教育の内容を深く理解した上で、各企業が有している、子どもたちにとって学びになりそうなポイントを押さえたコンテンツを開発し、 そのコンテンツを企業様に実施していただいたり、弊社がサポートして実施したりしています。
これまでのマナボネクト
現在のマナボネクト

カンコー学生服との繋がり

★カンコー学生服とは、どのように繋がりがありますか?

伊藤さん
カンコー学生服とは、お互いの強みを活かし合い、相乗効果を図っていきたいと考えています。
マナボネクトが、カンコー学生服の各拠点と取引のある学校様を訪問し、 コンテンツのご提案が出来れば、学生服事業とは別の新たな軸で先生方との関係を構築することが可能です。 そして、弊社のコンテンツに先生方が価値を見出していただければ、カンコー学生服とマナボネクトの両方で 学校様をサポートしているという体制を確立できます。
その結果、カンコー学生服は、単なる「制服メーカー」としてではなく、「教育支援も行っているパートナー」として、 さらに、弊社も、単なる「教育コンテンツを提供する会社」としてではなく、「生徒たちの制服も手掛けているグループ会社」として、 先生方から認識していただけます。 このように、学校様との間で、「制服」と「教育」という2本のしっかりとした柱を確立し、相乗効果を生み出すことで、 グループ全体の価値を高めていきたいですね。


★カンコー学生服のグループ会社だからこその強みはありますか?

伊藤さん
弊社の強みは、ブランド認知度と信頼性です。 我々が「カンコーマナボネクト」として、学校に訪問した際、社名に「カンコー」という名称がついていることから、 先生方にカンコー学生服との関連性をすぐに認識していただけます。
私たちのように、設立後間もない企業でありながらも、学校様にお話を聞いていただけるというのは、 事業を推進していく中で、非常に大きな強みですね。
また、企業様からも、「学校様と強いネットワークを有している」という評価をいただくことが多いです。 長年にわたり、学校様と関係を築き、制服を提供してきたという実績は、他社にはない点であり、 カンコー学生服が学校、そして社会に対して築いてきた高い知名度がもたらす最大の強みであるといえます。

マナボネクトの想い

★マナボネクトが会社として大切にしていることを教えてください

伊藤さん
ビジョン:目指すべき未来
「“自分らしく”活躍するひとがあふれる社会をつくる」

子どもたちがみんな同じような成功をするのではなく、自分らしく活躍できる社会を目指しています。
今、関わっている子どもたちが、高校・大学を卒業し、社会人として活躍する何年か後を見据えたとき、 弊社の授業をきっかけに、「これが好き」「こういうことに興味がある」と気付きを得て、 それぞれが選択した道に進み、自分らしく活躍する。 そのような社会を私たちは目指しています。


ミッション:会社の使命
「私たちは出会いを通じて“キャリア発達”をサポートします。」

このミッションは、子どもたちが人生を歩んでいく上での重要なきっかけとなるような出会いを 創出するという意味です。
具体的には、企業様との出会いを通して、 子どもたち自身が「これに興味がある」「これは自分には合わないかもしれない」といった様々な感情も含めて 色々な気付きを得られるように、多方面からサポートしていきます。
子どもたちの出会いを私たちが生み出し、子どもたちのキャリア発達を支援していくことが 弊社の社会的な使命です。


バリュー:大切にしている価値観
「やってみたいを応援する」
「社会と教育をつなぎ学びを作る」
「共に働き共に学ぶ」

特に、「共に働き共に学ぶ」については、授業を進めていく中で、 大人も子どもたちから新たな学びを得るという姿勢を大切にしています。
「今の子どもたちはこうだ」と決めつけるのではなくて、「今の子どもたちがこうだから、大人はどのように変化すべきか」という大人の学びに繋げるためにも、 私たちは「共に学ぶ」という価値観を重要視していきたいです。

応援メッセージ!

ここまでこの記事を読んでくださった皆様に、伊藤さん、川田さんから応援メッセージです!
伊藤さん

中学から高校、高校から大学と、変化があるたびに、人との関わりが変わり、自分自身の価値観が変わって、自分の成長を実感できたのではないでしょうか?
これまで以上に、社会人になるという新しいことへのチャレンジ(大きな変化)は、自分で気が付いていなかった自分に出会えます。
就職活動期間にしっかり自分自身に向き合い、キャリアを考えるという過程が社会人になるための準備だと思います。
どのような人生を歩んでいきたいのか?を周りの大人や世の中の仕事を見て考え続け、自分らしさを発見してください。
川田さん

皆さんが就職活動で大切にしている軸は何ですか?
私の場合は「子どもたちを支える仕事がしたい」でした。 私が現在担当している仕事は、就活当時やりたいと思っていた仕事ではありません。
でも、仕事を任せてもらって経験していく中で、今は自分にとってやりたい仕事になりました。 それは、仕事をしているうちに「子どもたちを支える仕事ができている」と実感できたからだと思います。
就活でも社会人になっても思うようにいかないことの方が多いかもしれません。 でも、とりあえずやってみることで出会えるものもあります。
皆さんが自分らしい軸を見つけ、よりよいキャリアと出会えるよう、応援しています。

まとめ

今回の記事では、マナボネクトのお二人にお話をうかがいました。

制服以外の観点から子どもたちの学校生活をよりよくするための「ひとづくり」専門会社として発足したのがマナボネクト。 保護者の皆さん・先生方に加わる第三の大人として、子どもたちの学校生活を陰からサポートしていくカンコー学生服グループの取り組みは教育ソリューションにまで拡がっています。
これまでカンコー学生服が培ってきた学校の先生方との関係を活かしながら、新たな分野にも挑戦していますが、「すべては、子どもたちの未来のために。」という想いは変わりません。
カンコー学生服のグループ会社だからこそできる学校との関わり方について、少しでも興味をもっていただけると嬉しいです。