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カンコー社員の第一歩!新入社員研修に迫る!

カンコー学生服では、カンコー社員として働くはじめの一歩として約3ヶ月間の新入社員研修を行っています。当記事では、新入社員である人財開発グループの齊藤が受講者側の視点、また、研修運営を行う人財開発グループ側の視点、この2つの視点に立って新入社員研修についてご紹介します!当記事から、カンコー学生服の新入社員研修についてイメージをしていただき、研修の様子や研修からどのような学びを得る事が出来るのか理解を深めていただければ幸いです! ※当記事は2023年に実施された新入社員研修の内容です。

  1. 新入社員研修の目的
  2. 研修スケジュール
  3. 集合研修
  4. ジョブローテーション研修
  5. 新入社員コメント
  6. まとめ

新入社員研修の目的

新入社員研修は上記のテーマのもと行われています。 私たちが新入社員に求める「働く基盤」とは「自分・仲間・会社」の3つの視点を持ち、この3つの視点を大切に言動を取ることが出来る状態のことです。 近江商人の経営哲学の一つとして「売り手・買い手・社会」の三方良しが有名ですが、当社ではその一つ手前のステップとして「自分・仲間・組織」という3つの視点を身に付けることを大切にしています。

まずは、「新入社員本人(自分)」という視点です。私たちは、1人ひとりが主体的な考えに基づき成長し続けることの出来る人財となることを目指しています。
なぜなら、個人の能力の成長・発揮がチームの成果の最大化に繋がると私たちは考えているからです。数年前、元サッカー日本代表の本田圭佑さんが世界と戦えるチームになる為に必要なことを問われた際に「シンプルに言えば個」と発言したことが有名です。 会社という組織で働くということはチームとして成果を出すことが大切です。しかし、その"チーム"とは共通の目的を持つ「個人」の集合体です。私たちは、研修を通して1人ひとりの新入社員が主体となって思考・行動し、自らを高め続けることが出来る人財となることを目指しています。

次に、「一緒に働く仲間(上司・同僚)」という視点です。
当社は行動規範(KANKO WAY)や求める人財像にもある通り、チームとして協働する組織風土を非常に大切にしています。そして、その文化は当社の最も大きな強みだと考えています。その為、研修を通して"自分"という視点だけではなく、"相手"という視点を大切にして働くことの出来る人財となることを目指しています。

最後に、「会社(働く組織)」という視点です。それぞれがやりたいこと"だけ"をしていると会社という組織は成立しません。また、子どもたちの夢や学びの応援を続けることができなくなってしまいます。組織、事業の継続の上にそれぞれの成長ややりたいことの実現が生まれると考える為、新入社員の段階から全社的な視点を持って働くことの出来る人財となることを目指しています。

研修スケジュール

2023年度の新入社員研修は4月1日から6月30日までの3ヶ月間行いました。前半の1ヶ月半で集合研修を、後半の1ヶ月半をかけて各部署を回るジョブローテーション研修を実施しました。

集合研修

集合研修では、会社知識やビジネスマナーなど、社会人として必要なスキルを学びました。そして、その後様々なテーマの企画・運営を行う実践型の研修や自己理解ワークを行いました。また、自己理解や仲間(同期)との協働する活動として、毎日新入社員同士での振り返りやチームビルディング研修も行いました。
そして、1ヶ月半の集合研修の集大成として行ったのは、カンコーの就活生向け”会社説明会企画”(以下:会社説明会)です。 この会社説明会では、就活生の皆さんに「カンコーが大切にしている価値を、就活生が自分の言葉で言えるようになる状態」を目指し、全員で企画しました。

この企画を考えるのは、決して一筋縄では行きませんでした。
長期間でのタスク管理をする点や大人数で一つの企画を進める点に難しさを感じました。 時には、意見の衝突も度々起きたり、上司への報告で、施策の穴を指摘されたりと頭を抱える事もたくさんありました。しかし、最後まで意見を出し合い、どうすれば一番就活生に伝わる内容になるのかを一番に考えた結果、全員が納得する物を作り上げることが出来ました。
この企画を通して、チームでの仕事の進め方を学ぶことが出来ました。 アクシデントが起こった時もありましたが、それは一人ひとりが自分の役割に責任をもって考えて意見を出し合い、成果を出すため(目的を達成するため)に同じ方向を向いて研修に本気で取り組む事が出来た証拠だと思っています。

この経験から与えられた事をするだけでなく、主体的に行動する事、また仲間と意見を出し合って高めあう事が、仕事をするうえで大切だと学びました。配属された今現在は、この研修で学んだ事を発揮して「一年目だからどうせ意見を出しても、、」と考えるのではなく、自ら考え、意見を伝える事を意識し毎日の業務に取り組んでいます。 集合研修で社会人としての基盤をしっかり作ることができたからこそ、配属後は新たな業務と真剣に向き合う事が出来ています。     

ジョブローテーション研修

ジョブローテーション研修は「工場・ロジセンター・提案・営業・PCL」この5つの部署で実施しました。この研修の目的はカンコー社員としての基盤の形成です。 具体的には以下の3つを意識して研修を行いました。
まず、自分の配属部署とそれ以外の部署がどのように業務で繋がっているのかを理解し、配属後の自分の部署での働き方、業務の進め方をイメージする事。 次に、各部署同士の横断的な繋がりを理解する事。最後に、どのような思いを持ち先輩社員が働いているのかを学ぶ事です。この3つを意識してカンコー社員としてあるべき姿を学ぶ研修になりました。  
工場での研修では、実際にミシンを使い作業しました。工場では家庭用ミシンではなく、工業用ミシンを使用します。工業用のミシンは、家庭用ミシンとは違い、高度な技術が必要で正確に縫製する事の難しさを知りました。
実際の製品は、数ミリ単位での縫製もされており、その細部までのこだわりの凄さを肌で感じることが出来ました。また、ロジセンターでの研修は、何度も丁寧に検品されお客様のもとへ届けられることを知り、子どもたちに安心安全な商品をお届けする事が第一に考えられている事を学びました。実際にお客様にお届けする製品に触れながら研修を行った事で、自社製品の品質の高さとこだわりを知り、メーカーで働く社員としての自覚と誇りが芽生えました。
営業研修では、実際に先輩社員の営業に同行しました。営業同行では、制服のモデルチェンジの打ち合わせや学校教育現場の困りごとをヒアリングしている様子を間近で見て、 実際にカンコーのお客様と営業社員がどのように関わっているのかを学びました。先輩社員の「何か困ったらカンコーに相談できるぐらい、何でも屋になりたい」という言葉が印象に残っています。その言葉通り、先輩社員の営業同行ではオープンスクールの集客方法の相談を真剣に受けられていました。その姿から制服・体操服をただ販売するだけではなく、学校教育現場の困りごとを解決する『スクールソリューション企業』としてのあり方を肌で感じる事が出来ました。

その他にも、カンコーのものづくりに関わる5つの部署(工場・ロジセンター・営業・提案・PCL)をすべて回って研修を行い、実際の製品が企画・製造・販売される一連の流れを知ったことで、配属後、今誰の役に立っているのか、その先にはどんな業務があるのか、ジョブローテーション研修を通して学んだからこそ、相手視点で考えて仕事をすることが出来ていると感じています。 

新入社員コメント

まとめ

新入社員研修は本当に学ぶ事だらけのあっという間の3ヶ月でした。 私はこの研修から大きく4つの事を学びました。
1点目に仕事とは与えられた事をするだけではなく、責任を持って自ら考え行動する事。 2点目は仲間と意見を出し合い、全力で承認し、全力でぶつかり合いながら協働することが大切だという事。3点目は会社の大切にしている価値観について理解する事。そして最後に、先輩社員の方々がどんな思いで、何を大切にして働いているのか。これらの事を学びました。

まさに、新入社員本人と一緒に働く仲間とカンコーがWIN-WIN-WINに働く基盤づくりとなる研修でした。 配属され、それぞれの部署で働いている今でも研修での学びを思い出しながら、業務を行っています。喜怒哀楽いろいろな感情になりながら、同期と共に過ごした新入社員研修は3ヶ月とは思えないほど、濃い時間でした。 今後も研修で学んだ事を活かしながら、自分・仲間・カンコー、そしてお客様である、子どもたちを大切にして働き続けて行きます!