「やさしい」ワイシャツが第18回キッズデザイン賞※1を「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門」で受賞しました!
「みんなと同じ制服が着たい」そんな想いを持った子どもの願いを叶えるよう、感覚過敏研究所所長の加藤路瑛さんと共に取り組んで3年。数回にわたって当事者の方から意見をいただきました。その意見をカタチにしたデザインが、こうして評価をいただけてとても光栄です。
受賞を機に、必要としている方により広く届けられるよう発信していきます。
そんな「やさしい」ワイシャツですが、この度一部の仕様を変更し、中高生の当事者の方に試着した感想をヒアリングしました。試着いただいた方の中には実際に着用いただいている方もいらっしゃいました。
前回試着いただいた際には、「もう少し首回りが大きければ肌にあたりにくく痛みが少なくなる」という声がありました。今回は、“エリまわりのゆとり”を増やしています。試着の感想では「あたらず、気にならない」や「窮屈じゃない!」という評価をいただきました。
また、男子型では小柄なお子さんや、体格の良いお子さんも着用できるよう“3サイズから5サイズに展開”しました。
さらに、新しく “女子型を追加”し、女子生徒さんにも試着していただきました。袖まわりやエリまわりがとても柔らかく、肌をしめつけない点が特に高評価で、「このワイシャツなら着られそう」「長時間着ていられそう」という声をいただきました。「着られそう」ときいて、このワイシャツが当事者の方にとって制服を着られるきっかけの一つになるのではないかと期待が高まりました。
保護者の方や当事者の方からは「やさしい」ワイシャツ以外のアイテムもほしいという声を多数いただいています。
そういった声にも目を向け、今後も「みんなと同じ制服が着たい」という想いに寄り添える商品開発をしていきます。
(カンコー学生工学研究所 麻田)
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