結果発表
第3回 学校制服フォトコンテスト
「#私たちの青春」にご応募いただき、ありがとうございました。
2024年5月8日から8月21日まで開催し、
全国の中学校・高等学校344校1,676名から、2,868点の作品が寄せられました。
学校制服フォトコンテストは、
学校教育における芸術文化活動の支援事業として、
全国の中学校・高等学校を対象に学校制服を着用した学校生活の写真作品を募集し、
創造性・芸術性・技術などを審査・表彰しています。
厳正な審査により決定した入賞作品を発表いたします。
「#私たちの青春」にご応募いただき、ありがとうございました。
2024年5月8日から8月21日まで開催し、
全国の中学校・高等学校344校1,676名から、2,868点の作品が寄せられました。
学校制服フォトコンテストは、
学校教育における芸術文化活動の支援事業として、
全国の中学校・高等学校を対象に学校制服を着用した学校生活の写真作品を募集し、
創造性・芸術性・技術などを審査・表彰しています。
厳正な審査により決定した入賞作品を発表いたします。
※ 当サイト内の画像をコピーまたは編集し、SNS、動画投稿サイト、ホームページ掲載、印刷などに使用することは、著作権・肖像権を侵害するため固く禁止いたします
金賞
「放課後」
鈴木 奏人さん
学年:高校3年生
【作品アピールポイント】
放課後、誰が言い出すのでもなく仲間たちが集まって始まる勉強会。おしゃべりをしながらの楽しい時間は、案外記憶に残るものです。この写真を見て、きっと誰もが経験したそんな時間を思い出してほしい。そんな気持ちで撮影しました。
【審査員講評】
生徒さんたちが真剣にかつ楽しそうに問題を解くナチュラルな表情が魅力的な作品です。透明アクリルに文字を書き、その向こうから撮影をしているので、字と顔がかぶっていて、これがまた面白さを増幅させているような気がします。一人一人の表情や仕草もとても自然でいいと思います。教室の雰囲気もよくわかり、学生時代を真剣にかつ楽しく謳歌している様子が見て取れます。
銀賞
「ツインギター」
加藤 瑞樹さん
学年:高校3年生
【作品アピールポイント】
ギターに憧れている二人です。
【審査員講評】
ほうきをギターに変えて演奏している。こういうことをしたくなる時期が誰しもあったと思います。すごく楽しそうで全身を使って表現をする二人のポージングがとてもユニークです。よく見ると、スリッパの色が左右で違っていたり、グリーン色のスリッパと背景にもグリーンのチリトリが見られるなど全体的に色のコントロールも上手にできていると思います。また、制服がとても涼やかで清々しさを感じる作品です。
銅賞
「真夏のプリンセス」
服部 栞奈さん
学年:高校1年生
【作品アピールポイント】
太陽の光が海に反射してキラキラしており、彼女の満面の笑顔とマッチしてより一層青春を感じます。そしてスカートの裾を少し上げて片足だけが曲がっているところがプリンセスのようだなと感じました。彼女が心から笑っているというのがとても伝わる写真なので、この写真を見た人が笑顔になってくれると嬉しいです。
【審査員講評】
海のきれいさがすごく伝わってきて、そこに強い太陽光線が反射して白く輝いている。その海に入っている女子生徒の表情はとても可愛らしくて、元気いっぱいで見ている人にも元気を与えてくれるような作品です。少し人物が傾いていることによって一層動きや風のような躍動感を感じる作品です。
審査員特別賞
織作 峰子氏
「strength」
織田 将太さん
学年:高校3年生
【作品アピールポイント】
文化祭でつくったシーソーをみんなが精一杯動かしている様子です。
【審査員講評】
アルミ素材で作られたものに、おみこしのように上に乗って運ばれている男子生徒たちの姿が、とてもユーモラスで楽しさが伝わってくる作品です。青空も非常に美しく、白い雲と制服の白がマッチしていて、素晴らしい作品だと思います。未来に向かって成長していこうという意気込みが感じられる作品です。
審査員特別賞
高石 明彦氏
「帰り道・寄り道」
宮地 俊さん
学年:高校2年生
【作品アピールポイント】
午前授業の後、海へ行くことに。「写真の中の写真」をテーマに、まずは誰もいない海でパシャリ。いざ海水浴場へ。人がたくさんいる海を前にして興奮を抑えきれない。写真のことなど後回しである。「先行くね!」「ちょっと待って~!」
【審査員講評】
写真の中に映る彼の楽しそうな表情。撮ったのは男の子なのか、女の子なのか、少し写真と向き合って考えるだけで、あらゆるストーリーが浮かびました。シャツにかかる淡い影が、切り取られた瞬間が、特別な時間であるかのような印象を与える、そんな温かい一枚に拍手です。
審査員特別賞
丹 雅彦氏
「木と校舎とともだち」
岡本 ななさん
学年:高校1年生
【作品アピールポイント】
暑くなってきた空の下の鮮やかな緑の夏の木と、毎日通う沢山の日々の詰まった校舎と、溢れるほどの思い出がある制服を着る。制服や校舎を超えちゃうほど大切で大好きなともだち。沢山の幸せな毎日が詰まったたいせつ&すてきな1枚です。
【審査員講評】
さわやかで高校生ならではの風景と空、草木、自転車置き場と人の構図が素晴らしい作品だと思います。作り込まれていない自然な雰囲気を切り取った1枚で、優しい青春を感じます。
審査員特別賞
椙野 充義氏
「廊下でダンス」
杨 嘉彤さん
学年:高校2年生
【作品アピールポイント】
短い昼休みの間に即興のダンス。急に踊ったので、みんな驚き、人山が出来てしまいました。恥ずかしかった・・・。
【審査員講評】
学校生活でよく見る光景だと思いますが、笑顔がいいですね。スカートがふわっとした瞬間と、「何しているんだ」と見ている表情。偶然なのか、作ったのかは分かりませんが、とてもすてきな瞬間です。そして構図もいいですね。制服も青春感もしっかり伝わります。
審査員特別賞
曽山 紀浩氏
「心の天気予報」
藤永 千瑛莉さん
学年:高校2年生
【作品アピールポイント】
晴天の中、少し不安そうに今の天気を確かめている一人の少女。目まぐるしく過ぎる高校生活を必死に生きる中で、自分の気持ちに自信を持てなくなっているところを表現しました。綺麗な外の世界やぶら下がったカラフルな傘の数々と少女の対比がポイントです。少女が持っている傘の色にもぜひ注目して見てほしいです。
【審査員講評】
パッと見た時の青空とカラフルなパラソルの構図がとても印象的です。学校生活における心の様(さま)を表現しているように思いました。誰もが経験する青春の悩みやうれしさを時には晴れて、雨も降るけれど、カラフルなパラソルで前向きな気持ちを演出しています。この作品から、さまざまなことがあっても、そこには必ず青空が広がるということと、自分らしい色でありたいというメッセージを感じました。とてもきれいな作品です。
入選
「青空塾」
菊池 優斗さん
学年:高校3年生
【作品アピールポイント】
青空の下、木の周りで学習している友達の様子を撮影しました。テストが近いのでみんな真剣に取り組んでいました。被写体が木で隠れないように上からうまく撮影することができました。
【審査員講評】
学校生活ではよくあるシーンだと思いますが、恐らくテストが近いのでしょう。一本の木を取り囲んで友達と一緒に勉強している姿を、上からの構図で写真を撮ることで、制服がきれいに映っています。この作品を見る人たちに同じような経験を思い出させる、そんな1枚です。
「桜の舞う頃」
宮司 莉来さん
学年:高校3年生
【作品アピールポイント】
私たちの地域の魅力発進活動は特別な活動ではなく、私たちの日常にある何気ない風景も私たちの地域の魅力と考えています。いつも活動しているからこそ「見つけることができる・撮影することができる」ものがあると思います。学校の前の桜が満開になったのを見て、突然撮影に出かけ、前々から気になっていた場所で撮影することができました。
3年間ずっと一緒に活動してきた仲間と撮影だからこそ、いつもの登下校の雰囲気を出すことができたと思います。桜・制服・青空という青春を表す記号がそろっている風景を切り取ることができ、和やかな雰囲気の中にも卒業を感じさせる切なさを表現することができたと思っています。私たちにとって思い出となる撮影をすることができました。
【審査員講評】
制服を着て桜咲く通学路を友達と通う風景。まさに日常の何気ない時間を切り取った作品ですが、大きくせりだした桜が本当に美しく、自然の豊かさと地域の魅力が詰まった素敵な作品だと思います。
「待ち人来たる」
鈴木 琉未菜さん
学年:高校3年生
【作品アピールポイント】
この作品は、私たちが以前から撮影活動を行っている天竜浜名湖鉄道の西気賀駅で撮影した一枚です。天竜浜名湖鉄道は懐かしさを感じる景色とレトロな駅や汽車が人気で、現在は他県からも多くの観光客が訪れています。また駅舎と路線は全て文化財に登録され、歴史を感じられる雰囲気でも人気です。そんな懐かしさが漂う場所ですが、私たちは天浜線のなつかしさに、電車に乗ってくる好きな人を待っているという「青春のときめき」を掛けあわせました。
少し日が傾き書けた日の光と駅のホーム越しにみえる空、白い制服が相まって、この写真を見る人には自分が学生だった頃のことを思い出し、その思い出と重ね合わせて見てほしいと考えています。
【審査員講評】
おそらく望遠レンズで撮影されたのか、背景の電車がアウトフォーカスになって背景の使い方がとても上手です。逆光での光の捉え方や電車のライトもですが、自然光の使い方がすごく上手です。
「ね?」
大川 志央里さん
学年:高校2年生
【作品アピールポイント】
彼女は何を問いかけたのだろう。勉強か、部活か、はたまた恋愛か。日常に溢れている様々な情報は私たちにとってとても大切なものである。放課後の教室、彼女たちは言葉を通じてかけがえのない〝時間〟を過ごしていた。
【審査員講評】
まずこの女の子の笑顔がものすごく素敵です。ひょっとしたら手前の子が悩んでいて、「どうしたの?」と声をかけているような、そんな風にも捉えられます。白い部分も飛んでおらず、全体にまとまりがある作品です。
「気になる」
清水 瞭太さん
学年:高校1年生
【作品アピールポイント】
外でなにかあって気になったのでそれを窓から覗いている様子です。
【審査員講評】
コピー用紙でしょうか、その間から顔を出していて、この子たちが何を見ようとしているのかというのを、ドラマの中のワンシーンのように想像させられます。そして、すごく自然な感じがして、高校生たちが放課後写真を撮るために楽しんでいるな、というのが伝わってきました。
「露草色の記憶」
来間 宝海さん
学年:高校3年生
【作品アピールポイント】
夏休みに撮影した一枚です。水面からの光の反射と青春を感じさせる青を意識して撮影しました。
【審査員講評】
神秘的な作品です。ネクタイが斜めになり、水面に映っていたり、カメラ目線にせずにちょっと下向きにしたり工夫がありすてきです。髪の毛も黒く飛んでいないので、光線状態も非常に良いと思います。画面に無駄がなく、人物の配置などのバランスもいい作品です。
「昼下がり」
梅田 知優さん
学年:高校2年生
【作品アピールポイント】
暖かな日が差し込む午後。通学路の途中、少しひとやすみをする。穏やかな空気が流れて、日常が感じられる。この空気を何気なく感じられる日がこのままずっと続けばいいのにと思う。
【審査員講評】
セピアな色合いがとても印象的な作品で、穏やかな時間の流れを表現していると思います。この先に見える道を敢えてカットし、時には腰を下ろして立ち止まって自分自身を見つめる時間の大切さを感じさせ、思わず見入ってしまう作品です。
「ばんざーい!」
木村 美里さん
学年:高校3年生
【作品アピールポイント】
椅子に寝転がって滑り台をすべっているように見えるように撮りました。いい笑顔を引き出すために、声をかけながら楽しく撮影しました。
【審査員講評】
全体が斜めに、円状になっているので、左上に無駄な空間ができてしまいそうですが、対角線上に人とベンチを見事に配置したことで、全体が回転しているようなイメージで空間が生きています。また、ベンチのオレンジ色と制服と背景がマッチしています。そして、写真を撮る側も撮られる側も青春しているイメージが伝わってきます。
「あぁ、夏だ」
堤 久綺さん
学年:高校2年生
【作品アピールポイント】
透き通る青空に、水しぶきを自ら浴びる青年が一人。水しぶきが作り出す優雅なアーチを主題に、夏の暑さを吹っ飛ばし爽快感を得るため、がむしゃらにペットボトルを握りしめる瑞々しさを表現しました。更にローアングルから撮ることによって、青空にある水しぶきと学生の若々しさを表現しました。
【審査員講評】
ペットボトルを噴射した水滴がきれいな円を描いています。見事な形で水が散らばっている瞬間にすごく青春を感じる作品です。暑い夏、日焼けした肌も、まさに青春を感じます。下からのアングルもいいと思います。
「からかい上手」
杉谷 優真さん
学年:高校1年生
【作品アピールポイント】
逆光の時間帯だったので、草を前ボケにして、玉ボケをつくりカップル同士のからかう表情を表現しました。
【審査員講評】
撮影者は後ろから気づかれないように撮っているかのようです。だからこそ、自然な表情をうまくキャッチできたのではないでしょうか。太陽の光もだんだん夕日に近づいているような温かさも感じられます。前ボケをうまく利用している作品です。
学校賞
1位
|
法政大学高等学校(東京都) 応募者数 45名 |
2位
|
名古屋経済大学市邨高等学校(愛知県) 応募者数 44名 |
3位
|
京都府立中丹支援学校(京都府) 応募者数 42名 |
審査員
-
織作 峰子写真家/大阪芸術大学
教授 写真学科 学科長
(審査員長)高石 明彦株式会社 The icon
代表取締役社長
プロデューサー -
丹 雅彦エイベックス・アライアンス
&パートナーズ株式会社
代表取締役社長椙野 充義高等学校文化連盟
全国写真専門部
事務局長曽山 紀浩菅公学生服株式会社
取締役