スクールシャツの新定番、

スクールシャツの新定番、
ニットシャツで快適な学校生活を。

2022.09.13

学生服は世の中のトレンドやニーズに対応・進化していて、ウォッシャブルやストレッチなどといった機能は当たり前のものになってきています。ニットシャツもそのような機能を備えた商品としてラインナップしています。
ニットシャツ自体は、その動きやすさやお手入れのしやすさなどからビジネスウェア市場では既に広まっていますが、学校生活では布帛のシャツ(※)との見た目の違いに抵抗感をもつ学生が多く、それほど浸透していないのが現状です。
しかし、カンコー学生工学研究所が開発した「カンコーインフィニスタニットシャツ(以下、インフィニスタニットシャツ)」は見た目の違いを払拭し、さらに学生服ならではの機能を備えていることから着実に支持を得て、2022年春の入学シーズンには6万枚以上を出荷しました。
そんなスクールシャツの新定番になりつつあるインフィニスタニットシャツについて紹介します。
※ワイシャツなどの一般的な織物のシャツ

学生・保護者が制服に求めること。

3年間毎日のように着用する制服に対して、学生・保護者はどのようなことを求めているのでしょうか。

中学生・高校生を対象に、制服を着ていて気になることを調査したところ、男子は「動きやすさ」や「着心地・肌触り」、女子は「見た目(デザイン・色・シルエット)」が気になっていることが分かります。(図1)

 

中学生・高校生の子どもがいる母親を対象にシャツの取り扱いで困っていることを調査したところ、「襟・袖が汚れやすい」「洗濯後のシワ・アイロンがけ」というお手入れに関する悩みが上位1位・2位を占めました。(図2)

また、特徴的な結果として、女子生徒の保護者は男子生徒の保護者よりも「下着(肌着)が透ける(生地の透け)」ことを気にしているということも分かります。

図1
制服を着ていて気になること(複数回答)

資料:カンコーホームルーム 2018年7月 中学生・高校生の男女437名に調査実施
※内訳
男子206名、女子231名

図2
ワイシャツ・ブラウスの取り扱いで困っていること(複数回答)

資料:カンコー学生工学研究所 2021年1月 中学生・高校生の子どもがいる母親1,000名に調査実施
※内訳
男子中学生300名、男子高校生200名
女子中学生300名、女子高校生200名

動きやすさと見た目の両立。

インフィニスタニットシャツはその名の通りニット素材を採用しているため、ストレッチ性に優れています。

ニットと聞くとジャージのようなハリ・コシのない見た目を想像するかもしれませんが、特殊な構造(編み方)により、見た目が布帛に限りなく近いため、見た目のフォーマルさを保ちながら動きやすさも実現しています。(図3・4)

また、学生には、周りの人たちと違うことに抵抗があり、「みんなと同じがいい」と感じる人が多くいますが、見た目が布帛に近いことでそのような抵抗感を減らすことができました。

さらに、透けにくい特殊な糸を使っているため、防透け性にも優れています。(図5)

図3
外観の比較
  • ・見た目がほとんど変わらないことが分かる。
図4
生地の見え方の比較
  • ・インフィニスタニットシャツの見た目は、一般的な布帛のシャツに限りなく近いことが分かる。
図5
防透け性の比較
  • ・インフィニスタニットシャツは、一般的な布帛のシャツに比べて透けにくいことが分かる。

資料:JIS-L1923 B法 計測法 乾燥 による

アイロン掛け不要なイージーケア性。

一般的な布帛のシャツは、洗濯するとシワが残り、多くの場合アイロン掛けが必要になります。

しかし、インフィニスタニットシャツはニット素材の特性上、形態安定性に優れているため、洗濯後のアイロン掛けが不要です。

また、着用時に目につきやすい襟には、繰り返しの洗濯にも耐えられる芯地を使っているため何回洗濯してもヨレにくく、きれいな見た目が続きます。(図6)

さらに速乾性が高く、30分程度で乾くため(※)、急に洗濯が必要になっても夜洗って翌朝すぐ着ることができます。

※環境によって乾くスピードには差があります。

図6
洗濯後の外観の比較

以上のように、学生・保護者ともに快適な高付加価値ニットシャツであることが評価され、2019年度にはグッドデザイン賞を受賞しています。

 

様々なスタイルに対応できるシャツへ。

近年、学校現場では「性の多様性」を認め合う社会を目指す取り組みが急速に進んでいて、なかでも性別を問わずに着用できるブレザーへ制服を変更する動きが広がっています。それに伴い、シャツへのニーズも多様化が進むと考え、よりブレザーに適したデザインを新たに開発しました。

ジャケットを着用したときに襟先が浮き上がらないように、襟をボタンダウン仕様にしています。また、男女による前合わせの違いが分かりにくい表前立て仕様にすることで、外観による性差が出にくくなっています。(図7)

その他にもカラーバリエーションを増やしたり、140~190cmまで5cm刻みの豊富なサイズを取り揃えることにより、多様なニーズへの対応が可能となりました。

※デザインや色によってサイズ展開は異なります。

図7
ブレザーにより適したデザインへの進化

学生服に求められる機能・デザインは時代によって変化していきます。

カンコーはこれからも時代の変化に柔軟に対応しつつ、学生・保護者のみなさんにとって何が一番必要なのかを考え、より良い商品を開発し続けます。

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