廃材となる紙管が幼児の遊具へ変身!

廃材となる紙管が幼児の遊具へ変身!
学生によるアップサイクルの取り組み

2026.10.20

カンコー学生工学研究所では、大学や企業と連携して様々な取り組みを行っています。

今回は、早稲田大学人間科学部 佐藤将之ゼミ (3年生)のみなさんと岡山県倉敷市内の企業3社が共創した*1、紙管(しかん)のリサイクル活用の取り組みについて紹介します。

*1 参加企業:タケシンパッケージ株式会社(紙管裁断、学生サポート)、角南被服 有限会社(紙管提供)、カンコー学生服(紙管提供)

 

紙管とは、生地を移動・保管する際に巻き付けている筒のことです。たとえば、重厚感のある制服のボトムス生地もしっかりと支えられるよう、何層もの紙を重ねて作られています。持ち運びやすい軽さでありながら、簡単に折れ曲がったり潰れたりしない丈夫な性質を持っています。

工場で制服を作る時、生地を使い終わると必ずこの紙管が出てきます。これまでは回収業者を通じて一部再利用していましたが、比較的丈夫で、形状が筒で角がないことから、遊具の材料として活用することになりました。

 

今回作っていただく遊具はカンコーの工場と同じ倉敷市内にある認定こども園に数カ所設置されます。

学生のみなさんは、事前に園の先生へ丁寧なヒアリングを実施。対象となる幼児の年齢や設置場所の広さ、日々の過ごし方に合わせて、成長段階や安全性を考慮されながら設計されていました。学内でも何度か部分的に組み立てもし、強度や組み立てられるのかを確認され製作に臨まれたそうです。

学生たちが考案した遊具デザイン

 

・段々突破!だんとつぼう(1~2歳用):年齢に合わせて高さを調整しぶら下がる難易度を選べる構造。友達と一緒に遊べる設計。

・クルクル のぞいて みっけ!(0歳用):囲まれながらも外から先生も確認できる安心の構造。紙管の太さの違いを組み合わせたクルクル回る壁の設計。

・くらっと、休みますかっと(1歳用):ベンチで休んだり、床に座ったり、寝転んだりなど様々な過ごし方ができる空間。岡山を意識した名前に。

・くぐりんち(1~2歳用):トンネルとこもりスペースの2つを取り外しでき、気分に合わせて遊び方を変えられる設計。

そして、組み立て日当日、設置予定のこども園で組み立てがスタートしました。組み立てにはボンドを使い、乾かしている間に他のパーツを組み立てられていました。安全にも念を入れて、ボンドは乾くまでの間しっかり固定し、紙管の裁断面は全てやすりで整えられています。制作場所から設置場所への移動も考え、移動しやすいよう持ち運びができる大きさのパーツがどんどんと完成していきました。

完成し、実際に設置した遊具がこちらになります。

組み立てには3日間かかり、大作業となりましたがとても素敵な遊具が完成しました!構想段階でも園の先生から楽しく遊べそうだとコメントいただいていましたが、その言葉通り設置すると幼児に大人気で早速遊んでいる幼児もいました。

 

 

今回は学生のみなさんに再利用いただいた紙管の新しい活用法をご紹介しました。

早稲田大学人間科学部のみなさん、紙管を素敵にアップサイクルしてくださり、ありがとうございます。

 

カンコー学生工学研究所はこれからも制服・体操服を通して大学や企業と一緒に様々な取り組みを進めてまいります。

 

 

(カンコー学生工学研究所 麻田)
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