制服のブレザーは前を開ける?閉める?【面接・入学前に確認!制服の着こなし】
面接や入学を控えている方必見!初めて会う面接官や先生、友人に好印象を与える制服のルールやマナーについてご紹介します。制服を正しく着ることで気持ちも引き締まります。
目次
1 制服のブレザー基本の着こなし
1-1 制服のブレザーは前を開ける?閉める?
面接や入学式といった人と初めて会う場面では第一印象を良くしたいですよね。アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが唱えた人の印象を決定づける心理法則「メラビアンの法則」では「第一印象は6秒で決まる。」「第一印象を決定づける要素は外見が55%、動作や話し方が38%、話の内容が7%」と言われています。初対面で好印象を持ってもらうためには制服の着こなしといった身だしなみが重要です。
制服の着こなしはビジネススーツの着こなしに準じます。これは、服が一番きれいに見える形から決められたルールです。ブレザーのボタンは男女ともに2つボタンも3つボタンも一番下は開けるのが一般的です。ただし、制服のデザインによって異なる場合もあるので学校ごとの着こなしに従いましょう。
ブレザーのポケットについているフラップ(雨蓋)は本来、屋外での雨やほこりなどを防ぐ役割があります。屋外では出す、屋内では中に入れるのが本来の使い方ですが、実際は厳密に使い分けることは難しいので、片方だけ出ていないか、中途半端に出ていないかということに気を付けておけば大丈夫です。ポケットに物をたくさん入れると形が崩れてしまうのでやめましょう。かさばるものはカバンに入れるようにしましょう。
ブレザーの下に着るシャツの裾はきちんとスカートやスラックスの中にしまいましょう。シャツの袖はブレザーの袖口から見えすぎないよう気を付けてください。また袖ボタンは必ず閉めましょう。
ブレザーもシャツも全てのボタンがついているか確認して、とれていたり、とれそうなボタンがあったりしたらきちんとつけておくことも大切です。
1-2 制服のブレザーとリボン・ネクタイ
顔に一番近い部分である「Vゾーン」は目に留まりやすい部分です。シャツの第一ボタンは閉めて、リボンでもネクタイでも第一ボタンが隠れるように付けましょう。リボンはネック部分がきつすぎると浮いてしまうので、ちょうど良い位置に普段から調整しておくと良いです。ネクタイは大剣(幅の太い方)がベルトに少しかかるくらいがちょうど良い長さです。また、小剣(幅の細い方)が大剣より長くならないよう気を付けましょう。
詳しいネクタイの結び方はこちらの動画で紹介しています。
[カンコー][動画で分かる] ネクタイの結び方
2 スカート・スラックス基本の着こなし
スカート丈は学校の校則に合わせましょう。座った時やお辞儀をした時に短くなりすぎないよう確認しておきましょう。ウエストを折るとひだが崩れてしまい不自然な形になるのでやめましょう。
スラックスはウエストで履きます。ベルトは黒が良いです。スラックスの丈は前に少しくぼみができるくらいがちょうど良い長さです。靴が隠れるほど長すぎたり、靴下が見えるほど短くなったりしないように普段から気を付けましょう。スラックスは裾が擦り切れていないかどうかも確認しましょう。
3 靴下や靴について
おしゃれは足元から、というように足元にも気を配りましょう。靴下は学校指定のものがあれば、それを履きましょう。指定が無い場合は白や紺のハイソックスが良いです。履き口が伸びていないか、かかとや指に穴があいたり擦り切れたりしていないかも確認しましょう。たるませて履くとだらしなく見えるので避けましょう。
靴のデザインは飾りがなく色が派手でないローファーや運動靴が好ましいです。かかとを踏んで靴の形が崩れていたり、汚れていたりする靴は印象が良くないので、必ずきれいな靴を履いていくようにしましょう。
4 制服のお手入れで印象アップ
4-1 アイロンでしわを伸ばし、ひだや折り目を整える
着こなしだけでなく、清潔感のある制服は好印象を与えます。汚れやしわなどは普段から気を付けていれば、いざという時も急にお手入れが必要になって慌てることはありません。
きれいにアイロンがかけられている制服は清潔感があります。お手持ちの制服にアイロンがかけられるか、設定温度はどのくらいかということはケアラベル(取り扱い絵表示タグ)を確認しましょう。シャツは見えるところだけでなく、全体にアイロンをかけましょう。
特にえりは顔に近いVゾーンなので、きれいに整えましょう。ブレザーやスカート・スラックスもしわがついていたらアイロンをかけます。特に曲げ伸ばしするひじやひざの周りはしわが付きやすい部分です。プリーツスカートは裾を洗濯バサミなどで固定し、当て布をしてスチームアイロンをかけるときれいなプリーツ(ひだ)が復活します。
制服のアイロン方法について、詳しくはこちらをご覧ください。
制服のアイロン方法
4-2 制服のテカリ対策
制服のお尻やひじ部分のテカリが気になったことはありませんか?テカリは生地の表面の毛が、摩擦や圧力で削れたりつぶれたりして平らになり、そこに光が反射することによって発生します。椅子や机と長時間擦れる背中やお尻、ひじ部分はテカリが発生しやすい場所です。
アイロンをかける際にあて布をし忘れたり、指定の温度より高温に設定したりすると、同様にテカリの原因になります。テカリが発生した場合は、ブラッシングをしたり、スチームをあてたりして、生地の表面の毛を立たせることである程度改善されます。
4-3 シャツのえり・袖の汚れの落とし方
シャツのえりや袖口は汗や皮脂で汚れやすい部分です。えり裏は着用している時自分からは見えませんが、人からはよく見える部分になるので、きれいにしておきたいですね。
普段から部分洗いをしておくときれいな状態が長続きします。部分洗いにはえり・袖口用の洗剤を使ったり、油汚れを落とすことに適している食器用洗剤を使ったりすると汚れが落ちやすいです。
歯ブラシを使うと、繊維の間の汚れをしっかりかき出すことができます。皮脂汚れはぬるま湯で洗うことで落ちやすくなるので、試してみてください。
毎日の制服のお手入れについて、こちらでもご紹介しています。
お手入れ知恵袋
5 髪形や装飾品について
髪の毛が顔にかかると暗い印象を与えてしまいます。前髪が目にかからないように整えましょう。髪が長い場合はしばっておく方が良いです。寝癖のついている髪はだらしない印象になってしまうので、清潔感のあるように整えましょう。
アクセサリーなどの装飾品は必ず外しましょう。髪ゴムなどを腕につけている場合も忘れずに取ってください。前日には爪も短く整えておくと良いです。
いかがでしたか。面接や入学式といった初めての人と会う場面は緊張しますが、制服が整っていると自分に自信を持つことができます。ぜひ実践してみてください。
※学校により着こなしのルールは異なります。
※校則を守って制服コーディネートを楽しんでくださいね!
【記事公開日】2021.09.15
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