KANKO

高校生の潜在力を伸ばす指導を
(公益社団法人 全国高等学校文化連盟会長 工藤 良裕 氏)

くどう・よしひろ
(公社)全国高等学校文化連盟 会長

昭和31年8月 岩手県生まれ。岩手大学教育学部卒業後、岩手県立高等学校教諭、盛岡市立高等学校教諭、岩手県教育委員会事務局県立学校課管理主事、同教職員課主任管理主事、同主任経営指導主事を経て、現在、岩手県立盛岡第四高等学校長

生徒数減少と指導者不足 外部指導者も有効活用

近年の文化系部活動において問題の一つは生徒数の減少です。
文化部に所属する生徒数が減り、クラブが存続できない場合もあります。

そしてもう一つが指導者の問題。

例えば吹奏楽部はあるけど指導できる教師がいないなどの問題がしばしばみられます。
都市部ではOBとか地元の方に指導をお願いすることができますが、過疎地では指導者を探すことが難しい。外部指導者を有効に活用していく体制づくりが必要になっているといえます。

高校生の潜在力を引き 出す成長を見守る姿勢

就任以来、多くの高校生の文化・芸術活動に接するたび、「芸術には人を感動させ勇気を与える力がある」と実感させられました。

高校生の持つ潜在力には目を見張るものがあります。

全国高等学校総合文化祭での総合開会式などの準備は3年かけて行われます。担当する生徒は最初の会議の時はまだ1年生。毎回大丈夫かなと思いますが、どの県でも成功をおさめています。この3年間の成長は頼もしさすら感じます。

文化系の部活動で指導をされている先生方には、生徒たちに達成感を実感させてほしいと思います。苦労して一つのことをやり遂げることが次の成長につながります。そして結果を急がないこと。成長を見守り、3年間を見越した指導をしてほしいと思います。
(取材/三ケ田浩二)