カンコー博物館 学生服の今とこれから

カンコーの由来

カンコー学生服(菅公学生服株式会社)の「菅公」、ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、学業の神様として有名な菅原道真公の敬称です。1928年(昭和3年)に弊社の学生服ブランド(商標)として「菅公学生服」を販売して以来、現在に至るまで多くの方から愛されてきました。

学業の神様となった菅原道真

菅原道真公(以下道真公)は平安時代に政治家・学者として名を残した方です。

▲ 5歳で句を詠んだと言われています。

道真公は文武ともに優れ、幼少の頃は5歳で俳句を詠んだという逸話が残される程の神童でした。その後天皇から高い位を与えられ政治家として様々な功績を残しました。

順風満帆だった道真公でしたが、ある時活躍を疎まれた事により都から太宰府(現在の福岡県)に左遷・降格され、太宰府にて不遇なまま人生を終えました。

しかし、没後すぐ道真公のこれまでの功績が改めて認められ、そして左遷に関わった人達に不幸が続いて訪れる不思議な出来事などもあり、道真公は神様=天神様として崇められるようになりました。

道真公は学問に大変秀でられた事から学問の神様として崇敬され、現在でも全国の天満宮(天神様)には多くの受験生が合格祈願におとずれています。

カンコー学生服(菅公学生服)の誕生

▲ 三代目社長 尾崎邦蔵

カンコー学生服は、1854年(安政元年)、倉敷市児島で創業しました。創業時は綿糸の卸業、その後1868年(明治元年)には袴や帯にする布を製織・販売していました。
1923年(大正12年)には、学生服の製造を開始。「三吉学生服」「海男児印」といった名前で売り出しました。

▲ 「菅公」の漢字を使ったホーロー看板

学生服のブランド名を「菅公」にしたのは、三代目社長 尾崎邦蔵です。創業の地である児島の唐琴は、道真公ゆかりの地であり、天神信仰も盛んでした。学業の神様でもある天神様=菅公は、学生服のブランド名にふさわしいと考えたようです。
当時、他の会社が既に登録していた「菅公」の商標を交渉の末譲り受けました。そして1927年(昭和3年)、「菅公学生服」が初めて発売されたのでした。

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